■代表 堀 佳津栄 (ほり かづえ)

  • 小学校の頃、テレビで映画「ブッシュマン」を見たことをきっかけに、外国、異文化や人に興味を持つようになり、まずは英語が必要との思いから、高校生の時に交換留学生として1年間オーストラリアに留学。それをきっかけに、直近20年間で地球約 42周、約2,800時間ほど飛行機に乗り、これまで約30年間、海外営業職として、商社やメーカーでキャリアを積む。

■起業のきっかけ

  • 前職での大手変圧器メーカーでの出張営業の際、新潟にある大手変圧器メーカーにてかなり古い変圧器を発見。そこには、その変圧器メーカーの歴史が説明されており、生まれ育った川口市のメーカーが製造したと記載があり「電気の時代が始まりを告げ、近代化の途上にあった日本が諸外国の新しい技術を取り入れては国産化をめざしていた時代に、川口のメーカーも一助を担っていた」と大変感心する。しかし、そのタンクメーカーの事は全く知らず、まだ川口と言えば、吉永小百合の「キューポラのある街」が有名だが、既に、映画上映からは半世紀以上が経っており、今ではキューポラの街並みを知っている人の方が少なくなっている。時代が変わり、需要が変わることは自然な事だが、「工場や設備というキャパシティ、そして、“職人”という尊い技術、何十年もやってきた“経験や実績”をもっているのに、国内需要が減っているからと言って先細りしていくのを、「時代だから、しょうがない」とただ見ているのはもったいない。何か出来ないのか?」と強く思い、起業を考えるに至る。

■これまでのキャリアから活かせる経験・技術

  • 課題発見・解決提案力
    これまで蛍石やアモルファス合金など、さまざまな製品を扱ってきました。技術者でないから、良く分からないことだから、とにかく、常に自分から行動を起こし、直接、情報聴収することを心がけてきました。同業種のいろいろなレイヤーの方から話を聞く事となり、潜在ニーズや真の課題を探り当て、提案営業に生かすことが出来、その結果、今まで接点がなかった新規顧客を多数開拓することが出来ました。
  • お客様の信頼を得、良好な関係を構築する力
    顧客に対し、正直にオープンな会話を繰り返す事、的確な提案を仕掛けていく事で、名前を憶えていただく。「何かの際には、この人に相談すれば大丈夫」というポジションを築くことを心がけてきました。その結果、顧客の信頼を得る事となり、商売に繋ぐ事が出来ました。
  • 人とのつながりを大切にする
    前職ではアモルファス合金の新規市場開拓を行ってきました。業界サプライチェーン上の方々を巻き込んでプロジェクト化することで、社内外での人的ネットワークを作ることになり、その人脈によっていろいろな方々の協力を得た結果、複数の国でアモルファス変圧器の試作実現や、電力網での導入を行う事が出来ました。

■これまでの取扱商品と主な商談国

  • 電池材料:電解二酸化マンガン、亜鉛粉、セパレーター、電解液、アルミ箔
    → 韓国、インドネシア、中国/香港
  • 導電性ペースト用金属粉:銀粉、銅粉、半田粉
    → 台湾、韓国、シンガポール、インド
  • 光学材料:蛍石/フッ化カルシウム
    → ドイツ、アメリカ
  • 変圧器鉄心材料:アモルファス合金
    → インド、ベトナム、インドネシア、タイ
  • 光学材料/蛍石や変圧器鉄心材料/アモルファス合金の新規市場開拓
    → ラオス、スリランカ、フィリピン、マレーシア、ニュージーランド、ケニア、台湾、南アフリカ、タンザニア、チュニジア、オランダ、ポルトガル、トルコ、ドイツなど

略歴

  • ウォンサギ高校/オーストラリア 1年間留学(ロータリークラブ交換派遣)
  • 川口市立川口高等学校卒業
  • セントラルワシントン大学/アメリカ 6か月間留学
  • マラヤ大学/マレーシア 1年間留学(大学奨学金派遣留学)
  • 亜細亜大学 経済学部 国際関係学科卒業
  • 30年間ほどサラリーマンを経て、2025年3月起業

資格

  • 総合旅程管理 (修了番号02-25-071533)
  • 旅行サービス手配業務取扱管理者 (修了番号02-25-5961)
  • 「埼玉県おもてなし通訳案内士」 (2025年3月/埼玉県産業労働部観光課)